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クロエ・オブライエン (Chloe O'Brian) とは、ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」に登場する人物である。演じるのはメアリー・リン・ライスカブ。日本での吹き替え声優は林真里花

人物 編集

プロフィール 編集

シーズン3から登場した。CTUロサンゼルス支局のメンバーで、夫のモリスと同じくレベル6の分析官。非常に優秀な情報処理能力を持ち、歴代の通信部門スタッフの中でも屈指の能力を有している。ただし、専門分野においては彼女以上の能力を持っているメンバーは存在しており、たとえば夫のモリスは「暗号解析」のプロフェッショナルであり、クロエでは数十分から数時間かかる暗号解析をわずか1-2分程度で終わらせている。

シーズン7の時点では、CTU・FBIなどにおいて「情報処理に関する技術セミナー」を行うなどしており、ロスにおいてはかなり名の知られた技術者となっている。

配属されている通信部門は内勤であるため、任務のほとんどの時間をコンピューターの前で彼女は過ごしており、実地任務を担当することは稀である。ただし、シーズン4およびシーズン5では、M4A1(ライフル)やグロック19(拳銃)を器用に操っている。

性格と言動 編集

場の空気を読むのが苦手で、相手の心情を慮らずに他人に干渉してしまう癖があり、しばしば周囲と摩擦を起こす。その一方、不平を言いながらも仲間の窮地をしっかりサポートするなど、非常に頼りになる女性である。また、ジャックをはじめ、信頼の置ける友人や同僚に対しては、ときに自らの立場を越えた献身ぶりをみせ、ジャックの影響を受けてルール無視をすることも少なくない。

ジャックとの関係 編集

ジャックに対しては、シーズン6の冒頭でナディアに対して「ジャック・バウアーは私にとっては特別な存在」と言ったように、単なる同僚以上の「深い信頼と友情」を抱いており、恋愛感情にも似た「微妙な女心」を覗かせている。独断専行で命令無視をして現場捜査を行うジャックを、的確な情報処理でフォローしている。

モリスとの関係 編集

モリス・オブライエンとは離婚していたが、後に復縁し、息子プレスコットをもうける。互いに分かり合っているが、互いに口が悪く、軽口を叩いて後悔することが多い。

経歴 編集

カリフォルニア州立大学デービス校にて、情報科学修士号を取得。

シーズン3から登場し、その後シーズン6までの間に、CTUロス支局の情報部門全体を管理する立場となる。

  • CTUワシントン / ボルチモア支局 捜査官[1]
  • CTUロサンゼルス支局 工作部門アシスタント[1]
  • CTUロサンゼルス支局 情報部門チーフ・アシスタント
  • CTUロサンゼルス支局 情報部門チーフ
    • IDコード CTU 99A-12

各シーズンでの動き 編集

シーズン3 編集

最初のころは他の同僚の人間といろいろなトラブルがあり、その上チェイスの赤ん坊を預かっているために、かなり慌ただしかった。その上途中でジャックに犯人と誤解されたりもするが、後半で、CTUのシステムにニーナが仕掛けたワームを駆除することに成功したことで、ジャックやトニーをはじめとしたCTUのスタッフから大きな信頼を得る。

シーズン4 編集

序盤、大学時代の友人であるアンドリュー・ペイジが、ネット上で核攻撃の暗号を偶然発見し、それをクロエに伝える。クロエはそれを支部長のドリスコルに伝えたが無視され、(国防長官の連絡役としてCTUを訪れた)ジャックに話す。ジャックは彼と駅で合流するはずだったが、その情報を手に入れたテロリスト側に先を越される。アンドリューを殺される直前まで助けなかったジャックを憎むが、ジャックの説得でその後も独断でジャックをサポート。しかしドリスコルにそれが発覚、規則違反として退職させられる。

その後しばらく自宅にいたが、ドリスコルが娘の死により精神不安定になり、代わりにミシェルが支部長として呼ばれた後、彼女の依頼[2]を受けてCTUに戻る。さらにミシェルのサポートとして現れたブキャナンから、彼氏が核ミサイルの件でかかわっているという女性の自宅に現場捜査官として出向くよう命令を受ける。しかし、待ち伏せしていたテロリストに襲撃され、護衛は二人とも射殺される。クロエと女性は装甲車に逃げ込み、クロエはライフルを取り出しテロリストに反撃、難を逃れる。

終盤、中国大使館を襲撃した件でジャックを暗殺しに来たシークレット・サービスからジャックを守るべく、トニー、ミシェルとともにジャックの偽装死に荷担する[3]

シーズン5 編集

冒頭、自宅にてデイビッド・パーマーが射殺されたことを知る。CTUへの出勤途上、ミシェルとトニーも自動車爆破で襲われたことをエドガーからの電話で知る。その瞬間、ジャックの偽装死を知る者が狙われていると悟り、逃走。追っ手から逃れた後、潜伏中のジャックに助けを求める。ジャックと合流後は、デイビッド・パーマー暗殺の真相を探るために行動するが、クロエは現場で拘束。CTUに送還後、ブキャナンの判断[4]で任務に復帰する。

中盤に、CTU内にセントックスガスがテロリストにより散布され、クロエを含む何名かは気密室に逃げ込めたが、僚友であるエドガーが逃げ遅れ死亡する様を目の当たりにし、精神的にダメージを受ける。

その後、国土安保省にCTUが吸収されたことで職を追われそうになるが、ジャックの意を受けたオードリーの機転で現場に残れた(ただし、代わりにブキャナンが職を追われる)。しかし、オードリーの通信記録を抹消したことが発覚し拘束されるが逃走、ブキャナンの自宅からCTUのシステムに侵入しジャックをサポートする。さらにそれも発覚すると、今度はホテルのラウンジへ移動し、カレン・ヘイズの助けを受けて[5]ジャックへのサポートを続行した。

終盤では、元夫のモリス・オブライエンを現場復帰させて協力を得る。これにより、ローガン大統領から陰謀の自供ととれる発言を収録することに成功した。

シーズン6 編集

序盤、ナディアを通じて、ファイエドに差し出す人質としてジャックが中国から連れ戻されたことを知る。モリスのはからいでジャックの引き渡し場所を特定しようとするが、ファイエド側に気付かれ失敗。その後、アサドの潜伏先を爆撃する直前にジャックがアサドらを連れ出したことを、ブキャナンに内密に伝えた。

その後はこれまでのシーズン同様、ジャックやCTU現場捜査官をサポートする。途中、ファイエドに拷問されやむなくスーツケース核爆弾の起爆装置をプログラムしたモリスに向けた何気ない言葉が彼を傷つけてしまうが、後にモリスを職務に復帰するよう働きかけている。

終盤、長時間の激務がたたりモリスの目の前で倒れる。すべての事件が解決した直後、病室でモリスの本心を受け止めたのち、モリスの子供を妊娠していることを彼に告げた。

シーズン7 編集

CTU解体後、政府関連の仕事からは離れているが、ブキャナンらと共に、政権内部の腐敗を暴くべく「私的な捜査」を行っている。

ブキャナンらがテイラー大統領の信任を得た時点で、ブキャナンの提案により、政府内のシステムを調査すべくFBIワシントン支局に入るが、元からのシステム主担当であるジャニス・ゴールドやショーン・ヒリンジャーから調査の邪魔を受けることになる[6]

シーズン8 編集

夫のモリスがリストラされ、生活のために仕事が必要となったクロエはCTUに復帰を希望し、ニューヨーク支局に配属になった。しかし自分が現役の時と比べてシステムに大幅な進歩・変更があったため、最初は覚えるのにかなり苦労していた。ロスに引っ越す寸前のジャックからテロの情報がクロエに伝えられ、再びジャックのサポートをすることに。また、テロリストに対して支部長が誤った判断をする一方でジャックとともに正しい行動を取ったことが後に評価され、支部長が更迭された時に臨時の支部長を任されることとなる。ジャックの暴走を止めようと奔走し、最後にはジャックの命を救うことになった。

余談 編集

  • 愛車はトヨタのプリウス(NHW20型)。(シーズン5)
  • CTUから持ち出して、ブキャナン宅やホテルで使用していた端末は「CTUシリーズ4」。(シーズン5)
  • 彼女の子どもの名前はプレスコット(Prescott)。ちなみにPrescottは第3世代Pentium4のコードネーム。(シーズン7)

脚注 編集

  1. 1.0 1.1 ゲーム版『24 -TWENTY FOUR-』によって、シーズン3でロス支局に赴任する以前に、チェイス・エドモンズと共にワシントン / ボルチモア支局で働いていたことが明らかになった(ただし、シーズン3で彼女は、「あなた(チェイス)はここ(ロス支局)で3か月しか働いてないでしょ」と言っており、少なくとも二人がロス支局に来た時期は異なっていると考えられる)。
  2. ミシェルは「ジャックのためでもある」と言い添え、クロエを翻意させた。
  3. その後、ジャックとは秘密回線で連絡を取り合っていたが、その話題の大半は娘・キムに関するものだった。しかし、何者かにこの回線の存在(=ジャックの生存)が知られてしまい、これがシーズン5冒頭への伏線となる。
  4. このときクロエは、「自分に分析をさせるか、拘留室送りにするか」とブキャナンを問い詰めた。
  5. この時点では、カレンはまだジャックやブキャナンを信用しきってはおらず、「自分は真実が知りたいから、証拠をこの目で見たいから」という理由から、彼らを密かにサポートしていた。
  6. 実は直接顔を合わせる前に、ジャックとトニーを支局から逃がすためにクロエが警備システムにハッキングし、ジャニスがそれに対抗している。
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